治療・闘病日記

抗がん剤の副作用と対策 手指のしびれ・痛み編 電気が走った感覚‼

前回は抗がん剤投薬後、まず最初に経験した副作用は、ふらつきだったとお伝えしました。その次に経験した副作用について、記載したいと思います。記載内容は、個人の経験談に基づくものです。個人差があることをご了承の上、ご覧ください。

≪指先のしびれ・ビリビリ感≫

抗がん剤投薬により免疫力の低下など考え、流行している新型コロナウイルスやその他の感染症に注意しなくてはならないと、以前から家族みんなで気を付けていました。そのため、まず家族が手洗いをしたのち、ふらついてる母を支えながら手洗いを行いました。その時、次の異変が起きました。水に触れた母が大きな声で「冷たい!痛い!」と言ったのです。直前に家族が手洗いをした際は常温でしたし、再度確認しても初夏のためか冷水は出ておらず、家族にはとっては常温でした。やや冷ための常温水は、氷水のように感じるそうです。このような流れで、抗がん剤投薬初日の帰宅直後には、既に手指の神経障害を自覚しました。

また、事前に参考書で見た副作用には、スプーンやドアノブなど鉄素材の冷たいものを触っても、手指に電気が走ったような感覚を感じる場合があると載っていました。まさに母は参考書同様に、冷たい鉄にも不快感を訴えていました。このままでは日常生活が困難になってしまうため、家族で早急に近所の100円均一に向かい対策を行いました。以下、箇条書きにします。その下に実際の写真も掲載しますので、良ければ参考にして頂ければと思います。※記事の一番下に、詳細の写真を掲載しています!

≪しびれに対する工夫と対策≫

・ドアノブ、キッチン・洗面の蛇口 → テーブル椅子脚カバー(4個入り)を装着

・クローゼット・電子レンジの取っ手、お風呂場のドアノブ、 → ワンタッチ包帯で保護(テープなしでくっつく包帯)

・鉄素材のスプーン・フォーク → プラスチック素材のものへ変更

・お風呂場の蛇口をひねる時 → シリコン鍋つかみを設置し必要時使用

・冷蔵庫内や家事の時に冷たいものに触れる時 → 家事用のゴム手袋を使用

・外出時に冷たいものにに触れる時 → 薄手の手袋や綿手袋をカバン内へ入れ持ち歩きへ

・レストランで鉄素材のスプーン・フォークだった時 → 紙ナプキンを持ち手に巻き付けて使用・手袋着用などで対策

・手洗い、洗面の時 → 自宅の洗面所には洗面器を設置しお湯が出るのを待つのが面倒に感じる時は、水道水と湯沸かしポットからの熱湯を 

            混ぜて白湯を作り使用

≪慣れないことを習慣化させるために…≫

特に1クール目は、上記のことに困ることが多くすぐに対策を行いました。はじめは、母も家族も慣れないことをしなくてはならないストレスで、イライラしてしまったり、なぜ決めたことができないんだ、と強く母に言ってしまうこともありました。今では2クール目に入り、徐々に新たな生活に慣れてきて、ストレスに感じることが減ってきたと感じます。でも今考えれば、最初からしておけば良かったと思うことの中には、このようなことがあります。例えば、キッチンと洗面所で使うものは、それほど距離が遠くないため兼用で設置していました。ただでさえ、手袋を装着するなど慣れない動作が一つ増えるだけで人は、ストレスに感じると思います。なのに、手元に設置されていなければ、まず取りに行く動作も増えます。100円均一でそろう物ばかりのため、複数個所に設置することで、我が家ではイライラは大きく改善されました。

神経障害の追記としては、アイスや冷たいものを口にすると、口腔内がピリピリする副作用も抗がん剤投薬後から自覚しはじめました。なので、冷たいものには注意しながら摂取するようにしています。現在、初夏のため冷たいものを欲しがちですが、異変があればすぐにやめて、できるだけ常温に近い温度で摂取することを心がけています。

☆上記の対策の写真を以下に掲載しますね!

ドアノブにカバーを装着
取っ手を包帯で保護
プラスチック製のスプーン・フォーク

読んで頂きありがとうございました。また、よろしくお願いいたします。

FOLLOW ME!

-治療・闘病日記

PAGE TOP