治療・闘病日記

抗がん剤の副作用と対策 便秘編

私は今まで抗がん剤の副作用として、便秘より下痢が印象にありました。ですが実際、母は抗がん剤後にひどい便秘になりました。日頃、便秘に悩むことがなかったため、とても不安に感じました。今回は、便秘と対処法について記載します。

≪便秘とそこからくる吐き気≫

大腸がんの術後は、腸内環境や排便コントロールなどに、すごく配慮する生活を送っています。術後は、ビオフェルミンのみ内服を継続していました。

1クール目の抗がん剤投薬後は、下痢があるかもしれないと思い、すごく構えていました。しかし、1日、2日経っても便通がなく、むしろ便秘になっているのでは?というような状態でした。参考書でも、万が一便秘になることがあれば、酸化マグネシウム(便を柔らかくさせる薬・市販でも購入可能です)を内服する対処法が記載されていました。でも酸化マグネシウムを内服後に、下痢の症状が重なって出てきてしまったら、大変なことになるのではないかと思ってしまい、なかなか内服できずにいました。加えて、抗がん剤投薬による副作用と思われる吐き気があったのですが、便秘も相まって吐き気の増強もありました。そうこうするうちに4日経過していました。

≪担当薬剤師さんへ相談≫

次の受診は3週間後のため、この時点で意を決して母から、入院中にお世話になった薬剤師さんへ電話相談をしました。お話をしっかり聞いて頂けた上で、手元にある酸化マグネシウムを内服するようにと言って頂きましたきました。その言葉で、母は安心して酸化マグネシウムの内服を始めました。手元の容量の場合は、最初は朝・昼・晩 各2錠で内服し始め、排便があれば調節するようにとのことでした。

その晩から酸化マグネシウムを各2錠内服すると、翌昼には緩々になりました。その後は、毎晩2錠のみで安定しています。次回の2クール目は、便秘にならないように必要時は追加内服をし、コントロールに慣れていければいいなと思います。

≪緩下剤の実際≫

心配性な母の言葉や、私の看護師経験上、酸化マグネシウムやその他の緩下剤などのものを内服する際に、外で催したらどうしよう、といった不安が強くある方は多いかと思います。たいていのてい物は、内服直後や数時間で効果を発揮せず、8-10時間後に薬効が現れます(詳細は添付文章を確認してくださいね)。なので、例えば外出前に内服して直後にトイレへこもることや、寝る前 に内服して夜中に目覚めて眠れないといったことは、本来ないのでその点は安心して内服できるポイントです。我が家の母は、心配性なので基本は寝る前に2錠内服することで定着しました。

一言で、抗がん剤の副作用といっても、母が経験してみて感じるのは、何といっても個人差は大きいんだなと思いました。少しでも誰かの助けや参考になったら嬉しく思います。また読みに来ていただければと思います。読んで頂きありがとうございました。

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