治療・闘病日記

フルオロウラシル投薬終了‼  CVポートの針を抜くとき…

今回は、7/18~ 母の3クール目の抗がん剤投薬をしていました。フルオロウラシルの自宅投薬を終え、CVポートの針を抜いてもらうため通院しました。針を抜く時の感覚や、その後の傷の様子も掲載しますので、参考にして頂ければと思います。

また、CVポートに針を刺したまま自宅で過ごす時の、簡単な管理・注意点についても記載していきます。体験談については一個人の意見です。説明については参考にして頂ければと思いますが、詳細や方針は医師や病院によって異なることも多いかと思います。疑問点や詳細については、通院中の病院・医師にご相談してくださいね。

≪CVポート針を抜いた後の様子≫

母の病院では、針は病院で抜いてもらうことになっています。今回で3度目でしたが、直後は『やっぱりちょっと痛いは痛いね』って言っていました。針を抜いた後は、小さい絆創膏を貼ってもらいそのまま帰宅です。抜いた直後は、薄っすら出血があります(採血後の傷に似ています)。抜いてから30分後は、出血は止まっていますが、まだ針穴は見えます。母は、いつも帰宅後すぐに絆創膏を外してシャワーを浴びています。傷はごしごし洗わず、普通にシャワーを浴びる程度は特に問題なしです。

抜針直後は、少量出血があります(採血の後のような感じ)
針穴のあとは見えます(30分後くらいの写真)
※写真はすべて拡大できます

≪在宅抗がん剤投薬中のCVポートの管理について≫

①投薬中(針を刺したままの時)の注意

・針の刺入部分の痛みや出血はないか確認する。

・ポンプは専用の袋に入れて持ち歩くようにする。上から落としてしまったり、強い衝撃を与えないようにする。

・流量制御部は、温度によって投薬スピードが左右されるため、皮膚に密着させておく。病院で投薬開始時に、テープで皮膚に固定していると思います。私の母のポンプの流量制御部はショッキングピンク色で、小指大のサイズのものです(メーカーにより異なるため、詳細は看護師さんへ確認してください)。

・針留置部のテープは剥がれていないか、ルートの接続部が外れていないか、ルートは折れ曲がっていないか確認する。

②投薬終了後の注意

・自己で抜針する場合は、十分に手洗いをし清潔な状態で行う。

・抜針後の皮膚に異常がないか(痛み、発赤など)確認する。

・入浴は、抜針後異常がないことを確認後にする。

・抜いた針は、通院中の病院の説明に従い、医療廃棄物として廃棄する。

③緊急に対応が必要な場合(早急に病院へ連絡してください)

・ポンプの残量が変わらない、いつもより明らかに減る速度が遅い。

・CVポート側の腕や頸部が急速にむくみ、痛みがみられる場合。

・薬液が皮下から漏れ出してきたとき(針の脇から薬液が漏れる)。ポートの穿刺回数が多い場合、同じ場所を繰り返し穿刺した場合などにみられる。

・ポンプのルートが切れてしまった時、ルート接続部から薬液漏れがある時

・ポンプが破損した時。

・引っ張ってしまい(引っ掛かったなど)、針が抜けた時。

・終了後、自己で針を抜く方の場合:針が抜けない時、針を抜いた後に出血が止まらない時。

                                参考図書:『ナースのためのやさしくわかる がん化学療法のケア』

≪まとめ≫

・CVポートの針を抜くときは少し痛い、出血はほぼなし。

・針を抜いた後は、入浴しても問題なし

・CVポートから在宅で抗がん剤を投薬する方は、針の刺入部~ポンプまでの様子を定期的に確認すること。

・異常、不安があれば、すぐにかかりつけ病院に連絡し相談すること。

以上です。最後まで読んで頂きありがとうございました。またよろしくお願いいたします。

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